CorelDRAW および Corel PHOTO-PAINT を使用してオブジェクトやフォントにメタリックな効果を作成する方法

Silvio Gomes


このチュートリアルでは、CorelDRAW および Corel PHOTO-PAINT の高性能機能を使ってベクタ オブジェクトやテキストにおもしろい褐色の 3D メタリック効果を追加する方法を、手順を追ってわかりやすく解説していきます。

ステップ 1

メタリック効果を追加するオブジェクトまたはテキストを選択し、等高線ツール(ツールボックス > 等高線)を使って輪郭に沿って等高線を作成します。

ステップ 2

等高線上で右クリックをして [等高線グループの分割(CTRL+K)] を選択し、オブジェクトの等高線を切り離したら新規ページ(ページ 2)にコピーしておきます。ページ 1 には、メインとなるオブジェクトのみを残します。

ページ 2: 後で使用するためこの画像を保存

ページ 1: この画像に作業

ステップ 3

最初のオブジェクト(気球)のみを選択します。F11 を押して [グラデーション塗りつぶし] の設定を開き、下図の例にできるだけ近くなるようにカラー グラデーションを編集します。

ステップ 4

テキストにも同じ作業を繰り返すか、オブジェクトのプロパティをコピーします。コピーするには、ベクタ オブジェクト(気球)を選択し、 [編集] > [プロパティのコピー] をクリックしてテキストにも同じグラデーションを適用します。

ステップ 5

ベクタ オブジェクトのみを選択してビットマップに変換します。まず、[ビットマップ] > [ビットマップに変換] をクリックします。変換したら、[ビットマップ] > [ビットマップの編集] をクリックして Corel Photo-PAINT で画像を開きます。

ステップ 6

PHOTO-PAINT でオブジェクトを選択し、効果 > テクスチャ > プラスティック...を選択します。

ステップ 7

[照明の色] 設定で、ブロンズのような褐色を選択します。ハイライト、深度、およびなめらかさを調整します。

ステップ 8

ツールボックスで [液体塗り付け] ツール(図のa)を選択し、
プロパティ バーでペン先サイズや圧力、筆圧などを調整します(図のb)。

ステップ 9

塗りつけツールをアクティブにして、左クリックをしたまま明るい領域と暗い領域の上にマウスを移動し、トーンのゆがみを作成します。必要に応じて、ペン先サイズや圧力を変更します。ヒント: マウスは、暗い領域から明るい領域へゆっくりとドラッグします。加工した領域をもう一度こすると微調整できます。保存して CorelDRAW® に戻ります。

ステップ 10

テキスト オブジェクトについても同様に、ステップ 5~9 の作業を行います。保存して CorelDRAW に戻ります。

ステップ 11

ページ 2 に戻り、ステップ 2 で残しておいた輪郭(境界線)を表示します。テキストと気球を選択してすべてのオブジェクトが中央に配置されていることを確認したら、キーボードの C を押します。


境界線だけを選択し、ドロップシャドウ 効果を適用します(ツールボックス > ドロップシャドウ ツール)。ブロンズのような褐色をドラッグしてシャドウの色を変更します。

ステップ 12

個々のオブジェクト(気球とテキスト)を選択し、輝度/コントラスト/強度を調整します(効果 > 調整 > 輝度/コントラスト/強度)。

ステップ 13

パラメータをお好みに調整します。完成!


グラフィック デザイナー、および CorelDRAW マスター アーティスト Silvio Gomes 氏によるチュートリアル