CorelDRAW Graphics Suite X4 トレースを活用する

CorelDRAW Graphics Suite X4 では、ビットマップ画像をトレースし、瞬時にベクトルデータに変換することができる高機能ビットマップトレース機能を搭載しています。トレース機能を使うことで、ビットマップ画像をイラストのように変換し、デザインデータとして利用することも可能になります。

例えば、こちらのビットマップ画像からトレースを行い必要な画像を取り出します。

まず、トレースしたい画像サンプルを [ファイル] - [インポート] から CorelDRAW Graphics Suite X4 に取り込みます。

取り込んだ画像を選択すると、下の図のように [ビットマップのトレース] が選択できるようになります。
ここでは、[ライン アート] を選択してみましょう。


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PowerTRACE の画面が立ち上がり、自動的にトレースを行ってくれます。 必要に応じて自分で調整も行えます。


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トレースが完了したら、再び CorelDRAW Graphics Suite X4 の画面に戻ります。 トレースをした画像は、元の画像に重なっていますので、 [選択ツール] で画像を選択し動かしてみましょう。

トレースした画像は、それぞれ複数のベクタデータとしてグループ化していますので、必要に応じて [グループ化の解除] を行います。 下の図は、グループ化を解除し、不要なパーツを移動してみました。


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それぞれの不要なパーツを削除することで、必要なパーツのみを取り出してデザインデータとして利用することが出来ます。