パフォーマンスと安定性
CorelDRAW® Technical Suite 2025の6月アップデート (v26.1)には、お客様からご報告いただいたいくつかの問題に対するパフォーマンスと安定性の修正が含まれています。
テキストとフォントを扱う
- CorelDRAWおよびCorel DESIGNERでは、[フォントを表示]コマンド([オプション]>[フォントを表示])が有効な場合、[テキストを編集]ダイアログボックス([テキスト]>[テキストを編集])のテキストは、図面と同じフォントとフォントサイズで表示されます。有効になっていない場合は、デフォルトのフォントとフォントサイズが使用されます。
フィル
- CorelDRAW および Corel DESIGNER で、特定の塗りつぶしまたは透過を含むグループ化されたオブジェクトのファイルを開くときの安定性の問題が解決されました。
ビットマップを扱う
- CorelDRAW および Corel DESIGNER で、オブジェクトのヒンティング (Object>Object Hinting)が適用された斜めのビットマップが正しく回転するようになりました。
- CorelDRAWおよびCorel DESIGNERで、ビットマップ効果ドッカー内の効果を問題なく調整できるようになりました。
数式エディタオブジェクトの操作
- Corel DESIGNERで方程式エディタオブジェクトが、ページ上の方程式の位置に関係なく一貫して表示されるようになりました。
SVGファイルのインポート
- SVGファイルをインポートするとき、Corel DESIGNERはvisibility属性を尊重するようになりました。さらに、可視クリップ領域外のホットスポット領域は表示されなくなりました。
PDFへの印刷
- CorelDRAWおよびCorel DESIGNERでCorel Print to PDFドライバを使用した場合、内側または外側のアウトラインを持つ図形のカラーセパレーションが正しく印刷されるようになりました。
- Corel Print to PDFドライバを使用し、[ファイル] >[印刷] > [カラー]と[反転] ([ファイル] >[印刷] > [プリプレス])の両方を有効にした場合、CorelDRAWとCorel DESIGNERで分離が正しく印刷されるようになりました。
- ブリードを含むドキュメントを CorelDRAW から PDF にパブリッシュするとき ([ファイル]>[PDF にパブリッシュ])、ドキュメントの内容が出力ファイルでずれることがなくなりました。
その他の改善点
- 特定のシステムで CorelDRAW または Corel DESIGNER を起動する際の安定性の問題が解決されました。
- MSI MAG401QR.icmモニタープロファイルを使用してCorel DESIGNER、CorelDRAW、またはCorel PHOTO-PAINTをWindowsシステムで使用する場合、新規ファイルを作成([ファイル]>[新規作成])してもアプリケーションが予期せず終了することはなくなりました。
- Microsoft Visual Studio Tools for Applicationsに起因するセキュリティ問題が解決されました。
- CorelDRAW Web の[書き出し]ドッカーのユーザーインターフェイスのテキストが、ドイツ語で正しく表示されるようになりました。
- CorelDRAW Web でビットマップに特殊効果を適用しても、プロパティドッカーのサイズに影響しなくなりました。
- CorelDRAW Webで、オブジェクトパネルでオブジェクトを選択し、Ctrl+Xキーを押して、複数のオブジェクトを連続して削除しても、アプリケーションが予期せず終了することがなくなりました。